清掃部の久米です。先日、巡回清掃中のことです。西新宿の、とあるパーキングに車を停め、物件へと歩いていました。少し離れた前方に、散歩中のおばちゃんと犬がいました。犬はポメラニアンで、まだ幼く小ぶりで、真っ白な毛をして、赤い服を着ていました。いいなぁ、すげーかわいいなぁと思いながら、後ろから見惚れていました。そのうち犬は道の端へ歩みより、後ろの片足を上げ、おしっこの体勢へとはいりました。ここから様子が変わってきました。
ちょろちょろとしてるうちに、接地してるほうの後足がふわっと宙に浮き、ぷるぷると震えつつ下半身がせり上がり、ついには完全な逆立ちとなりました。おしっこしたままでです。これにはぼくも大変びっくりしました。初めて見る光景です。おばちゃんは見慣れているのか驚きもせず、ぼんやりおしっこが終わるのを待っています。犬は、し終わるとストンと元にもどり、ふたりはまたなんでもなかったように歩きだしました。ぼくは、しばしあっけにとられながら、ゆっくり去っていくふたりを見送ってました。